どぶろく

ゴールデンカムイの感想を毎週木曜日に更新しています。

201話「尾形、嬉しい濡れ衣」

やっぱり生きていやがった!

したらばでヴァシリはもう死んでるとか言ったやつ、私に謝れ!(暴君)

いや、謝らなくてもいいけど(当然だ)、ヴァシリ、白石たちを狙う必要ある?

ヴァシリ一行の目的は、国境を越えようとする元テロリスト、キロランケを捕縛なり殺すなりすることだった。

なぜなら彼らはウイルクとキロランケの手配書を持っていたから。

そしてキロランケ亡き今、双眼鏡でキロランケの有無を確認していながらも、狙撃してきた。わざわざ白石の足を狙い、助けにくる人間をも狙撃する手段で。

ヴァシリは、この杉元一行を無作為に、もしくは全員狙っているのか。なぜ。

あの描写ではおそらくヴァシリの単独行動だろう。それならばあれほど腕のいい狙撃手として対抗心を燃やし、執着しすぎたことが仇になって敗北した尾形一人が、復讐目的でヴァシリの対象になるのはわかる。

だが今回の話から読み取れる限りでは、そうではない。ヴァシリの標的の中にはキロランケも尾形もいない。それか、キロランケと尾形と行動を共にしていた、アシリパと白石がいたことで、居場所を聞き出そうとしてのことなのか。

 

もう一つ考えられるのは、これはあくまで私の超曲解した想像なのだが、顎を撃ち抜いた時点で、尾形はヴァシリから情報を聞き出すつもりはなかった。端から話し合いなどする気もなく、顎を撃ち抜き喋ることを封じたのは、尾形の条件を呑むしかない状況を作り出すためだったのではないか。

そうなると考えられるのは、尾形がヴァシリを配下に引き入れている可能性だ。

ほぼ裸で脱走した心もとないはずの尾形が、なぜあそこまで余裕しゃくしゃくでいられたのか。ただ逃げる機会を伺って、タイミングがあったから逃げ出した。偶然チャンスがあったから逃げた。とは考えにくい。だって尾形だもの。

そうなると、尾形には脱走後に協力してくれる仲間がいる可能性もある。もしやそれは敢えて殺した描写がなかったヴァシリではないか…。と、199話で想像してたのだが、協力関係にあるとは限らずも、はやりヴァシリはまだ生きていた。

尾形に顎(頬か?)を撃ち抜かれた時、彼は一体何を言われたのだろう。ヴァシリは尾形がロシア語を話せることに驚いただろう。そうなると、ヴァシリの尾形の見方だって変わる。こいつはただの日本の狙撃手ではないと。

 

そして先週の鯉登回想。

奇しくも少年時代に誘拐された際に、犯人に吐かれた台詞と同じことを尾形が口にしたことで、鯉登の中に疑惑が生まれる。

もしもあの時の誘拐犯が尾形だとしたら。当時はまだ尾形は造反していなかった。確実に帝国陸軍の人間だった。それがロシア人の振りをして自分を誘拐したということはどういうことなのか。ボンボンと揶揄されたおぼっちゃんでも、一応士官学校卒の少尉だ。

それぐらい察しがついてもおかしくはないだろう。

緊急時にも関わらず前髪を直してたけど…。

 

ここで私の妄想を整理すると、

尾形ー逃亡中。

ヴァシリー生きてた。杉元一行を狙う理由が不明。単独行動と思われる。頬は治療済み。両頬を銃弾貫通という割と重症なので、尾形と同じ医者に診てもらった可能性もなくはない。そうなると、尾形の脱走もかなり成功率は上がる。なんせ医者に事前に話をつけておくことも可能だから。

 

ここまでだけを踏まえると、尾形はロシア側について何かを企んでいるのかもしれない。

アシリパにしつこく不器用に刺青の暗号の鍵を聞いたのも、尾形にも金塊を手に入れる必要があったから。

でもそれは尾形個人で使うとは考えにくい。

 

ここに鶴見中尉が鯉登を陸軍に入隊させた意味が絡んでくると、ますます話が複雑になり、三つ巴の金塊強奪戦どころではない気もしてくる。

尾形がヴァシリと共闘しているのかはまだはっきりとわからないが、尾形にはロシア側に協力者がいてもおかしくはない状況に思える。

 

ってかんじで、今回はヴァシリ再登場で私の妄想を書き散らすだけの回でした。

もちろん、おばあちゃんの唾液には何が含まれているのかも気になるところではある。

なんだろ。ある一定の年齢に達した女性から唾液腺を通しなんらかの旨味成分が出ているのだろうか。

ちょっとこれは、話が科捜研みたいになってくるのでリッツパーティーでもしながら考えましょう。

おばあちゃんの唾液サンプル、持ってきて!