どぶろく

ゴールデンカムイの感想を毎週木曜日に更新しています。

「尾形、おまえ何がしたいんや」リターンズ

181話から187話まで、ずっとこのタイトルで毎週ゴールデンカムイの感想を綴ってきたこのブログ。

なぜなら私は尾形贔屓だからだ。推しと呼ぶにはあまりに私は尾形に陶酔している。尾形の女になりたいだとかそういう気持ちでもない。むしろ現実に存在していたら関わり合いになりたくないとさえ思う。だって何話していいかわからないじゃん。共通の話題で盛り上がるだとか、想像できないもの。

端的に言えば、尾形に自分を重ねている部分があるので、応援したくなる。これにつきると思う。すごーくざっくり言えば。

 

なので、連載が更新されるたびに、尾形の動向や思考について憶測を述べてきた。

だって、尾形の金塊争奪戦の目的があまりに不明瞭だから。

唯一、尾形だけが金塊探しの目的がはっきりしていない。ほんと何したいんだこいつは。まじでわからん。

という疑問に頭をもたげた結果、始めたブログだったが、188話で頑なに尾形が何をしたいのかについて語るためのタイトルを変更せざるを得ない展開となる。 

mozu203.hatenadiary.jp

 

ここで尾形の目的に終止符が打たれたように思えた。結局なんだったのか、はっきりしないまま。

鶴見や土方のように、大金を得て何かを成し遂げようとする大義もない。だがどうやら金塊は欲しかったようだ。必死だった。口下手なくせに、コミュ障の私が見ていられないくらいに、話せば話すほどボロがでてくる。まさに共感性羞恥

だが、今週号を読んでふと思ったのだ。

もしかして、これ、わざとじゃね?

 

仮に、ヴァシリを懐柔していたとしよう。

そうでなくても、尾形はキロランケたちに「聞き出してくる」と言って、ひとりでヴァシリとの対決に挑んだ。たしかに狙撃の名手であるヴァシリとの戦いに、狙撃手以外の人間がついていったとしたら、逆に足でまといになる。そいつが撃たれたらそっちに気をとられてしまうから。

もしあの時点で、誰かが「心配だからついていく」と言っても、上記のような理由で断っただろう。それがほんとうの理由でなかろうが。

つまり尾形があの時点で、ヴァシリからなぜ自分たちを狙ったのか、その情報は誰から聞いたのかを聞き出すという名目で狙撃対決をしにいったわけではなかったら。

はじめから、ロシア人の協力者を得るためだったとしたら。

そこまで頭の切れる男が、少女相手にあんなつつけばすぐボロが出るような会話をするだろうか。そもそもこれまでの尾形のイメージは、寡黙だが、口八丁で他人を懐柔し渡り歩いてきた。土方でもそう、キロランケでも。しかも尾形はキロランケの秘密を知っているような口ぶりだった。

つまり何が言いたいかというと、尾形はあえてアシリパに矛盾点を突っ込ませるよう仕向けたのではないか。

それはなぜか。

時間稼ぎをするために。

 

杉元が近くまで来ていることを悟った尾形が、アシリパが自分に矢を向けている瞬間に、杉元を立ち会わせるための時間稼ぎだったのではと。

ではなぜそんな行動にでたのか。

ここがまだちょっとわからない。もしかしたら尾形は、アシリパは自分を絶対に殺さないという確信があったのかもしれない。それか父親を殺したという動機を与えることで、アシリパの不殺の信条を壊したかった。その瞬間を杉元に見せることで、証人にさせたかった。アシリパが不殺であることを誰よりも望む杉元に。

そうだとしたらかなりエグいので、これはもうほんとうに私の妄言だと思ってくれ。

 

ただ、尾形の周到さを考えると、どうしてもアシリパに金塊の鍵を聞き出す際の要領の悪さが引っかかる。

だって、鯉登少年誘拐事件を想起させるような発言をした男だよ?

あの不敵な三人組(誘拐犯)のひとりが尾形だと確定する描写はないが、鯉登は二度も同じロシア語を浴びせられたことにより、思い出す。あれはもしや尾形だったのではないかと。

そういう、ちょっとした一言で、疑惑を誘発させることのできる男なんだよ、尾形は。あ、まだ誘拐犯が尾形と確定したわけじゃないけど。

でも鯉登のあの表情からして、何か思うところはあっただろう。なぜあの時、陸軍兵士が自分を誘拐したのだろうと。そもそも誘拐犯はロシア人だと、それまで疑いもしなかった。だが、誘拐犯が自分に放った言葉と、同じ言葉を尾形はあえてロシア語で鯉登に投げた。しかもその言葉の意味は、金持ちを揶揄する言葉だ。

アニメではっきりしたことなので原作ではどうかわからないが、尾形は鯉登に対して「ボンボン」と陰口を叩いていたことを鯉登は知っている(鯉登の早口薩摩弁に字幕がついたためにわかったことだが)

もし原作の設定でも(これから回想シーンででるかもしれない)鯉登に対し「ボンボン」と陰口をたたいている描写があれば、その言葉に鯉登は確実に鶴見への疑惑を抱かざるを得ないだろう。鯉登とて考えたくはないだろうが。

あれだけの忠誠を誓う発端となった誘拐事件が、まさかそう仕向けるための鶴見本人による偽装だったとしたら。

尾形は当時、鶴見の元で協力的に動いていたが、数年後に爆発するような時限爆弾を仕掛けたようなものだ、鯉登に。

自分の命を助けてくれた恩人が、そう思わせるための誘拐事件を仕組んでいた張本人だったとしたら。恩人だと信じている時間が、年数が、長ければ長いほど、鶴見に対する信頼は高く積み上がっていく。積み上げられた信頼が高くなればなるほど、それが崩れた時、どうなるのか。

あえて、高く高く積み上げられた頃合いを見計らって、亀裂を入れることを尾形が最初から狙っていたら。もう賽の河原の鬼じゃねーか。

もしここまでの私の妄想がほんとうだとしたら、尾形は鶴見と鯉登の間に真実を噛ませ、内部分裂を狙っているのか。はたまた鶴見という男を今の立場から引きずり下ろしたいのか。

それは個人的な恨みからなのか。それとも誰かの命令で動いているのか。

でも誰かの命令で動いているとしたら、他に協力者がもっと前から同行しててもいいものなのだが。やはりスパイなので単独行動の方がリスク回避になるのか。

 

ちょっとここにきて、また尾形の目的がなんなのかがすごく気になってきたのだ。

一時はもう尾形リタイアかとまで言われたが、ずいぶんお元気そうで、まだまだ役目がありそうだし、キーマンになり得る可能性もでてきた。

 

ここまで尾形に対して地球の反対側にまで届きそうなくらい掘り下げて、むしろおまえ自身、何がしたいんやと突っ込まれそうな妄言たっぷりの内容だ。

そういうのは二次創作でどうぞ。と言われても仕方のない、飛躍しすぎた尾形に対する妄想劇でした。(なんだこの結び方)

しょうもないついでに、先週の、騎乗で両手離しという、イキった中学生が自転車でやりそうなことをしたために、あちこちで(?)麻酔でラリってる説が浮上したので、その後落馬したと私は思っている。

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