どぶろく

ゴールデンカムイの感想を毎週木曜日に更新しています。

203話「ヴァシリのマスクの中身は…メロンパン入れになってまーす」

このネタわかる人いるかな…。
ロシアには謝罪の言葉はあるけど、安全を意味する言葉はない(トリビアでもなんでもないが)

先週までの狙撃中モノローグに比べて、なんだかずいぶんと素直な子供のようなヴァシリ。
「オガタ、ワルイヤツ!」(ダーンッ!)
ていうか、先週書き忘れたけど、ヴァシリ(ロシア人)にとって襖を見るのは初めてかもしれないし、家屋に侵入した時は扉だと認識できなかったかもしれない。よく引き戸だとわかったな。そしてこの扉、案外薄い!?ってなったんじゃないかな。
狙撃以外だと地の利が完全無効化された、ワンダーランドだったろうよ。おつかれ、ヴァシリ。

杉元が絵が下手そうだというのは、なんとなくこれフリだなって雰囲気で覚悟してたけど、想像以上だった。私の覚悟の斜め上。成層圏の遥か向こうまで突っ切ってた。あれはアシリパで合ってる?

言葉が通じなくても絵とリアクションで表すのがとても上手だったヴァシリ。もう尾形のことなんて忘れて紙芝居屋でもやりなァ??(これがのちの、ロシア初の同人誌である)

そして、今回私がかなり個人的主観で言いたいのは、
やっぱり杉元、アシリパを神格化していた!
ってことだ。
いや、神格化は言い過ぎかもしれないけども、
「あの子の手を尾形の死で汚したくないから」
「何か綺麗なものになった気がして救われる」
これを聞いてアシリパがどう思ったかは知らないが、汚したくない、その目に映る自分が救われるため。って、もう偶像かなんかに対する気持ちに似てると思った。
前々から、杉元はアシリパに対してそういった気持ちを抱いているのでは?と思っていたが、ここで杉元の口からはっきりと出てしまった。
ウイルクはアシリパアイヌジャンヌ・ダルクに。
杉元はアシリパを自分の…なんだろ、ガネーシャ?カルナ?ちょっと神様とかに明るくないんで(FGOで得たにわか知識しかない)表現できないが、とにかく、自分が血なまぐさい戦士であったことを忘れさせてくれる、故郷の干し柿のような存在に仕立てあげてしまったのだ。
なんせ梅ちゃんには「あなたどなた」と言われてしまったわけだから。もう清い?頃の、戦争に行く以前の、不死身の杉元と呼ばれる以前の自分は、故郷ですら恋した幼なじみの中にすら存在し得なくなってしまった。
アシリパの目の中に自分が映る時だけは、人を殺した罪が許させるのではと、救いを見出してる。

重い!!!
私がアシリパだったら、そんなん重くて背負えないわ!!!
ただでさえ、父親は謎を託したまま死んでしまい、自分がアイヌを未来へ導く存在という重荷(だと思ってるかはわからんが)を背負わされたというのに、そんなあれもこれも背負えんわ!ってなるな、私なら。あくまで私ならの話しね。
このくだりのモヤッとするところは、人の理想を押し付けられることで、自分はそう在るべきなのかと思い込ませてしまうところなんだよ。
今回はアシリパが偶然、杉元の話を立ち聞きしてしまったから、直接杉元からそうあってほしいと言われたわけではない。しかし、知ってしまった以上は自分は手を汚さず清い人間であり続けなければいけない枷をかけられたように捉えてしまう。
まあこれは私が単にひねくれているから、そういう穿った見方をしているだけなんだが。
他人からでも親からでも「こうあってほしい」という願いは、時として本人を縛ることにもなりかねないよ、と言いたかった。
どう思うかは勝手だけど。
アシリパにはそういった周りの理想を跳ね除け、自分の意思を大切に決断してほしいと思う老婆心。だってまだ子供ですからね。彼女。

長くなってしまったので、ソフィアの潔いおっぱいの話を書くどころではなくなってしまった。
青年誌はどうやら乳首はオッケーらしい。
三人、目的地バラバラだけどどうなるんだ。とりあえず寒いからおっぱいしまいなよ。