どぶろく

ゴールデンカムイの感想や個人的に気になったことをまとめています。

204話「やるなら寺山修司にメガホンとらせろ」

本気で先週実は休載じゃなかったのかと思った。もうヴァシリは用済みなの?
てっきり軍曹によるロシア語事情聴取があるかと思いきや、ロシアに帰れだもの。何言ってんだよ、いずれここもロシアになるのさ(そういうのやめなさい)

まあそれはいいとして、谷垣の「帰ったら会いに行こう」が太字なの、フラグかと思っちゃったんだけど…。え、やめてよ…。そんな。それかマッちゃん、谷垣の一発ツモでご懐妊しててほんとうの家族になれたね!とか?そういうフラグにしてくれ。
もし谷垣とマッちゃんの間に子供ができてたら、秋田とアイヌのハイブリッドになるわけか。そうやってアイヌの血は混ざり合いながらも受け継がれていく…的なお話がね、あってもいいんじゃないかと思うんですよあたしゃ。

チカパシはエノノカちゃんに、ここに残ってって言われたらどうすんだろ。
谷垣は、家族のいないチカパシに同じアイヌの家族ができる、子供のチカパシにはそれが自分たちと危険な旅をするよりも良い結果を生むはずと、残ることを進めそうだし、でもそれを伝えるの、谷垣下手そうだからチカパシとの間に誤解が生まれて「連れてきてよかった言ったじゃん!うわぁぉん!」って一悶着ありそうな。
…ってそういうのは二次創作でやってくれって話ですね、はい。
チカパシ「未来で待ってる」
エノノカ「うん…!走っていく!」
みたいなのがちょっと欲しいじゃん。脳内で奥華子再生したいじゃん。欲しいんだよ、私は。時かけ大好きなんだよ!!!(突然の激しい自己主張)


なんか杉元とアシリパの関係が、初期の頃に戻ったみたいに見えたね。
アイヌの新しい女なのに〜」みたいなちょっと揶揄するような台詞、前にも言ってた気がする。いや言ってた。前はフチが食べ物に感謝する儀式をしてた時に、アシリパさんはやらないの?最近の若い子は〜って言ってた。
今回は逆なんだな。アイヌの儀式をきちんとやるアシリパさんに対しての一言になってる。
「どうしたら残せるんだろう」
アシリパさんはこの旅を通して、アイヌの文化が廃れていく可能性を危惧するようになったんだろうな。それまでは「そんなの年寄りしかやらない」なんて言って、口の周りに入れ墨を入れることも古いとちょっと馬鹿にしてたところがあったのに。
たしかにアイヌの文化には、まじない的なものというより、理にかなってる。突き詰めればそれは、気を引き締めるためだったり、行動原理に基づいたものに思える。
願いというよりは、それをすることによって、科学的とまではいかずともきちんと意味のあるもの。そういった意味合いも含めて文化を伝え残していかなければいけないという気持ちが、ウイルクの過去を知ることで芽生えてきたのかもしれない。
ウイルクが残した金塊。それにかけられた鍵の意味。アシリパにしか解けない暗号。
だからさ〜アシリパ以外は金塊を手に入れちゃだめなんだってば〜(元も子もない話)

というか、あの時代にすでに映像を残す技術があったのか。寺山修司があと数十年早く生まれていたら、ものすごい大作が撮れたんじゃないかと悔やまれる。…いや、どうだろ。芸術作品としては素晴らしいものにはなるだろうけど、結局アイヌってなんや?ってなりそうだな。
リアルな話、実写化は慎重にやってくれ頼む。るろ剣銀魂の監督にお願いしてくれ。我々はこれまで散々、漫画アニメ実写化の博打に付き合わされてきたので、そのへん何卒お願いします。