どぶろく

ゴールデンカムイの感想を毎週木曜日に更新しています。

205話「映画ってのはなァ、パッションなんだよ!!」

はいカットォォォ!!
なんなんだこの今週のタイトル。金カムの感想じゃないのか?え?おまえがメガホン振り回してんじゃないよ。
たしかに当時の映画は活動写真と言われていただけあって、音が入らない。
ミッ〇ーやチャップリンなんかを思い出してほしい。彼らは今、コミカルでわかりやすい、大袈裟なくらいの演技と女性であることを強調するための大きなおっぱいを要求されているのだ。ツキシママ〜。

それはさておき、冒頭はついに我々が懸念していた問題に切り込んだ。切込隊長ツキシママ。
ツキシママ(この呼び方気に入ってるので今回はずっとこれでいく。振り落とされんなよ!)は、尾形が金塊の鍵を聞き出せたと思っているらしいが、きっと読者全員が杉元と同じ気持ちになっていただろう。
尾形に言うわけない。あの尾形にそうやすやすと暗号の鍵となる情報を、アシリパが話すわけがない。だって尾形だもの。相手は尾形だもの。
杉元はそのことについて、アシリパとタイマンで話すことに念を押してるが、自分になら暗号の鍵がなんなのかを話してくれると思っているのか。はたまた、聞き出さずとも思い出したことを確かたら、それこそ鶴見中尉の手に引き渡すはめになるので、それを恐れて二人で逃げ出すつもりなのか。
そんな簡単に出し抜ける男ではないぞ?杉元、おまえはまだ知らんようだが…と、ツキシママは思っているはずだ。

そんな杉元の暗澹たる気持ちをよそに、アシリパはすっかりベタな監督になりきっていた。黒澤アシリパ
とにかくどうしてもアイヌ文化を後世に残すことに躍起となっているどころか、焦っているように見えた。それがあの気合いの入れように現れている(いやどう考えてもサトルのいつもの悪ふざけだ)

それにしてもアイヌの昔話、ちんぽにまつわる話いくつあるんだよ。
これあれでしょ?アイヌ文化が廃れるかもしれないとか、そんなことに恐れを抱いていなかったアイヌ人たちが、酒の席で一番おもしろい話したやつが優勝!つって、おもしろおかしく作り上げた話が、酒の席の定番になって残ったんじゃないの?!?
だってちんぽが松前藩まで伸びて、物干し竿にされてるってなんだよ。
でもこれが、ちんぽを竿と呼ぶ語源になったのではないかと、真っ先に私は思ったね。
釣竿や物干し竿…それはすべてちんぽからきていると。そういう意味では、酒の席の与太話であったとしても、現代まで残されていたことに意味はあったんじゃないだろうか。ちんぽの話も(竿と呼ぶ語源に繋がってるかどうかは知らんが)

なんだかちゃっかりヴァッちゃんも大道具係として働かされてるのがおもしろい。しかも名前も呼んでもらえず未だにロシア人呼ばわりだ。
尾形とのスナイパー対決の面影が三週にして樺太の空の彼方へ消えてしまったヴァシリ。故郷でおまえに銃を教えた上官(いるのか知らんが)が泣いてるぞ。
でも人物だけじゃなく、建造物も描けるヴァシリは絵に関してもかなりの才能を見せつけてきたな。
いっそ山小屋をアトリエにして狩猟で食い扶持をまかないつつ絵描きにでもなりなよ。
これはかなり個人的な妄想だが、白石はちょうあん先生よろしくヴァシリにまた春画をこっそり頼んでいるに違いない。
ツキシママにボインのロシア語を教えてもらってるよきっと(白石が巨乳好きかどうかの性癖は知らんが)

谷垣の鳥人間コンテストはあえなく予選敗退したが、チカパシの涙は演技ではなくきっと本物だ。むしろあれを見上げて別れを想像してなけるとは。私はチカパシに福ちゃん並の子役の才能を感じたよ。
まあ落ちてきたのは大きな鳥の涙ではなくマタギだが。絵面としてはたしかに最の高だ。スタンディングオベーション間違いなしのラストだ。応援上映だったら観客全員がコールを発し、ペンライトを振り回すに違いない。
…って、これなんの映画だっけか。バーフバリ?バーフバリ見たことないけど。