どぶろく

ゴールデンカムイの感想を毎週木曜日に更新しています。

208話「茨のごとく」

すごいな…。私たちはとんでもない化かしあいを見させられている。

菊田はきっと、エド・ガインという外人だと思い込んでる顔だな、あれは。

そういえば江渡貝くぅんの偽刺青人皮はどうなったんだと思ってたけど、ようやくここで登場です。満を持しての登場。よっ!江渡貝くん久しぶり!
てっきりばら撒くのかと思ってたけど、そのまま丸っと全部土方に渡したか。
でも有古が土方さんチームのスパイであるとわかった上で、偽物を持たせた。土方はそれが偽物だと気づいた。鶴見はそこまで計算に入れてるのではないだろうか。
偽物を手に入れた土方は、おそらく今度はアシリパ率いる杉元さんチームへ偽物の刺青を渡す。
私の予想だとここで尾形を使うかもしれない。というか尾形、馬に乗ってどっかいったままだな。あのまま最終回まで登場しなかったらウケるな。
鶴見は、土方が偽物の刺青をどう使うかまで計算に入ってると思う。つまり、自分が出向かなくても、本物の刺青に対する暗号の鍵を入手しようとしているのではないか。

いや、そんな私の寝起きの頭で思いつくほど簡単な思考ではないな。
二週連続でサトルには驚かされっぱなしだ。
有古は家族を人質にとられ偽物を持ち帰らされるところまで計算していた土方は、ほんといつボケるんだ?ってくらいキレッキレだな。
正史だと箱館戦争で亡くなったのが35歳だから、70くらいでしょ?アクセルとブレーキ間違う年頃なのに、ぜんっぜん衰えを見せない。
細かい文字を夏太郎に読み上げさせてる年頃でしょ?70歳て。私なんて寝起きでアプリで本誌を読んでるから、台詞のところ拡大してるっつうのに(老眼ではなく焦点が合っていないため)

夏太郎くんも久々の登場で「俺もいるぜ!」みたいなドヤァな顔してた(見えた)の、かわいかったな。

そして鶴見の誤算は、土方はアイヌを北海道独立の重要な戦力として見ているため、ぞんざいには扱わない。と確信していた。そこだろうな。
とーんでもない!下手したら殺されるかもしれないとわかった上で、有古に偽都丹の刺青を持たせました〜。しかも土方は偽物の存在を、江渡貝亭ですでに疑ってたよ〜。もう俺ァついてけねぇよこの二人の策士に。孔明が二人いるようなもんだぜ?劉備泣いちゃうよ。

それにしても、夏太郎の半グレ感いいな。限りなく黒に近い灰色なだけに(やかましいわ)

207話「もす(衝撃の事実にもすしか言えない)」

寝起きでちんぽの陰影を見せられるというショッキングから始まった朝。
しかも1ページまるまる使って、おっさん2人が打たせ湯してる場面。いくらヤンジャンとてそんなグラビアを掲載したのは、前代未聞ではなかろうか。そして覗き魔のおまけつき。もうこの漫画で誰がちんぽを出しても、私は驚かない覚悟が生まれた朝です。おはようございます。(出勤時間が迫ってるので、これをアップするのは夜ですが、ここまでは寝起きの朦朧とした頭で書いてます。寝起きでちんぽがどうとか打ってます。どんな気持ちで仕事に行けばいいんだ、サトルよ)

それはさておき、有古のお父さんはかつて和人と戦おうとしたアイヌのひとりだったということか。
まじか。
あそこに父親の遺留品があるということは、のっぺらぼうに復讐心を抱いていたところを、土方に懐柔されたってことで合ってる?てか鶴見がそう言ってたよね。
鶴見が有古に「ひやりとする話だな」といったシーンを、最後まで読んでから読み返すとなんとも恐ろしい。
もう鶴見がどこまで知ってて何を企んでいるのかがわからなくなってきたな。

いやもう今回感想だなんだと語れねぇよ。
もう我々読者はどうしたらいいんだ?どうもしなくていいんだけどもさ。
有古という新しいキーマンが登場したことで、物語がさらに複雑になった。有古もまた、アシリパと同じく父の死、そしてそれにまつわる金塊の謎を解き明かそうと動いているのか。
もうこの先いったい誰が味方になって、誰が裏切るのかまーったく検討がつかねぇ!!すげぇよサトル。
てっきり雪崩で死んだと思わせた都丹が有古と繋がってなんて、誰が予想できた?私はまっっったく、これっぽっちも予想できなかったよ。だってあの描き方、終わらせ方は、どう読んでも雪山を熟知した有古だけが雪崩の予兆に気づき助かったとしか思えないでしょ。
でも鶴見の言葉を聞くと、確かにあの雪崩の中から都丹の遺体を見つけ出したのは不自然に想える。
じゃあ有古が鶴見に持ってきた刺青人皮は誰のものなんだ?
菊田はどこから有古が裏切ると知っていたのか。
少なくとも塹壕で月を眺めていた時は、仲間だと信じていた。菊田にもそういった人を信じる気持ちがあったことに驚いた(菊田をなんだと思ってんだ。エグいガンマニアだと思ってる)

ちょっとそれぞれの関係性を整理するために、テコ入れ回を要求する。
土方チームと鶴見チームが衝突する日が近いのか。
もすパパがここで再登場したことで、鯉登と鶴見になんかしらあるのか。誘拐の件と尾形のロシア語で、疑念の芽が土から顔を出し始めた鯉登。そこに鶴見ともすパパ…。
もう考えれば考えるほど頭が沸騰しちゃう!そうでなくても暑い!さっき近所の老人が救急車で運ばれていった。
みなさんも、熱中症にお気をつけください。

206話「願いとエゴ」

杉元がアシリパに言った、ウイルクやキロランケが「おまえが戦わなければアイヌは滅びる」いわゆる刷り込みというか、杉元が言うには洗脳に近い。
しかし杉元はどうだろうか。
彼もアシリパに指摘されたように、自分を救いたいからと口にした。人を殺せば地獄行き。信仰心の薄いアシリパには無関係か問う。

とりあえず顔がこえーよ。
たしかに杉元が言う、アシリパを戦わなければいけない方向に仕向けたようなやり方もわかる。ぶっちゃけ「それな!」って思ったよ。
でもさ、杉元。
今おまえがしてることも同じだからな???

いい機会だと思う。
アシリパがほんとうはアイヌの未来についてどう考えているのかを、はっきりさせるためには。
でもさ、だったら周りの大人があれこれ言うんじゃないよ!ほっといてくれ!って私は思う。
前々からアシリパが大人達の思惑や信念に振り回されることを心配していたが、ここで大岡越前よろしく、エゴとエゴがアシリパの袖をひっぱり合うのが見える。

どちらのエゴも間違いじゃない。
むしろ願いだ。信念であり、信仰だ。
それをどう受け取り、自分の中で精査し、自分の生き方に変えていくかの自由を私たちは選ぶことができる。
彼女がアイヌであろうとなかろうと。いや、アイヌであればこそ。
活動写真という未完成なものに託すより、思いを込めた話を次の世代に聞かせてあげることの方が、よっぽどリアルだとアシリパが言ったように。
文化を伝える手段というものは、必ずしも戦わなければいけないわけではないかもしれない。
だがまだあの時代、戦わなければ守れなかった。
領土であり文化、人種さえ、戦って負ければ奪われ消えた。
活動写真は未発達だった、我々人類のようだ。
今でも世界のどこかで戦争は起きている。けれど、戦わずとも話し合いで折り合いをつける手段を多くの人々が得た。
あのシネマトグラフも、そういった火事を起こし、その結果から改良され今の映画が誕生したのかもしれない。
新しい文明は、何かの犠牲を悔やむ人々の気持ちから生まれたものも少なくはないと思う。

そして、その犠牲を払うのは誰か。
杉元は頑なにアシリパじゃなくてもいいんじゃないかと言う。
その通りかもしれないし、そうではないかもしれない。アシリパだからこそ、アシリパでなければアイヌを守っていくことができないのかもしれない。
けどそれは、ウイルクやキロランケがアシリパに命をかけて戦って守ろうとした記録を伝えたから。たまたまアシリパに白羽の矢が立ったから。アシリパがウイルクの子供であったがために。
杉元はその仕組まれたアシリパの運命が許せないのだろう。
アシリパが、杉元と出会った頃のアシリパでいることで、彼の中の平和だった頃の自分、もう二度と会えない寅次、自分のことを認識してくれなくなった梅ちゃん。取り返せない二人との思い出を擬似的に取り戻すことができると見出している。
これも立派な杉元のエゴだ。

他人に向けるエゴイズムとは、願いなのかもしれない。
コードギアスで主人公ルルーシュは、ギアスという力を使い、他人を意のままに操ってきた。
それを最後にギアスは願いなのかもしれない、と。
コードギアスの話は長くなるので割愛するが(とにかく1回見てくれ)言い方は乱暴だが、人を意のままに操ることには、こうあってほしいという願いが込められているような気もする。

今回のようにアシリパの行く末を脅かすような、脅迫的な物言いは私は好きではないが、否定はしない。あれは杉元の「願い」だからだ。

私たちは多かれ少なかれ、いろんな人達の「願い」に囲まれて生きている。
親が子にこういう人間になってほしいという願い。誰かからの期待も願いのひとつだし、好きな人に振り向いてほしいというのも願いだ。
けれどそれは、必ず受け取らなければいけないわけではない。本人が他人の願いを精査し、どう動くかは自由なのだ。

まだ十代前半と思しき、多様な未来の可能性を持つアシリパが、本人の納得する未来を選んでほしいと私は切に願うのだ。

205話「映画ってのはなァ、パッションなんだよ!!」

はいカットォォォ!!
なんなんだこの今週のタイトル。金カムの感想じゃないのか?え?おまえがメガホン振り回してんじゃないよ。
たしかに当時の映画は活動写真と言われていただけあって、音が入らない。
ミッ〇ーやチャップリンなんかを思い出してほしい。彼らは今、コミカルでわかりやすい、大袈裟なくらいの演技と女性であることを強調するための大きなおっぱいを要求されているのだ。ツキシママ〜。

それはさておき、冒頭はついに我々が懸念していた問題に切り込んだ。切込隊長ツキシママ。
ツキシママ(この呼び方気に入ってるので今回はずっとこれでいく。振り落とされんなよ!)は、尾形が金塊の鍵を聞き出せたと思っているらしいが、きっと読者全員が杉元と同じ気持ちになっていただろう。
尾形に言うわけない。あの尾形にそうやすやすと暗号の鍵となる情報を、アシリパが話すわけがない。だって尾形だもの。相手は尾形だもの。
杉元はそのことについて、アシリパとタイマンで話すことに念を押してるが、自分になら暗号の鍵がなんなのかを話してくれると思っているのか。はたまた、聞き出さずとも思い出したことを確かたら、それこそ鶴見中尉の手に引き渡すはめになるので、それを恐れて二人で逃げ出すつもりなのか。
そんな簡単に出し抜ける男ではないぞ?杉元、おまえはまだ知らんようだが…と、ツキシママは思っているはずだ。

そんな杉元の暗澹たる気持ちをよそに、アシリパはすっかりベタな監督になりきっていた。黒澤アシリパ
とにかくどうしてもアイヌ文化を後世に残すことに躍起となっているどころか、焦っているように見えた。それがあの気合いの入れように現れている(いやどう考えてもサトルのいつもの悪ふざけだ)

それにしてもアイヌの昔話、ちんぽにまつわる話いくつあるんだよ。
これあれでしょ?アイヌ文化が廃れるかもしれないとか、そんなことに恐れを抱いていなかったアイヌ人たちが、酒の席で一番おもしろい話したやつが優勝!つって、おもしろおかしく作り上げた話が、酒の席の定番になって残ったんじゃないの?!?
だってちんぽが松前藩まで伸びて、物干し竿にされてるってなんだよ。
でもこれが、ちんぽを竿と呼ぶ語源になったのではないかと、真っ先に私は思ったね。
釣竿や物干し竿…それはすべてちんぽからきていると。そういう意味では、酒の席の与太話であったとしても、現代まで残されていたことに意味はあったんじゃないだろうか。ちんぽの話も(竿と呼ぶ語源に繋がってるかどうかは知らんが)

なんだかちゃっかりヴァッちゃんも大道具係として働かされてるのがおもしろい。しかも名前も呼んでもらえず未だにロシア人呼ばわりだ。
尾形とのスナイパー対決の面影が三週にして樺太の空の彼方へ消えてしまったヴァシリ。故郷でおまえに銃を教えた上官(いるのか知らんが)が泣いてるぞ。
でも人物だけじゃなく、建造物も描けるヴァシリは絵に関してもかなりの才能を見せつけてきたな。
いっそ山小屋をアトリエにして狩猟で食い扶持をまかないつつ絵描きにでもなりなよ。
これはかなり個人的な妄想だが、白石はちょうあん先生よろしくヴァシリにまた春画をこっそり頼んでいるに違いない。
ツキシママにボインのロシア語を教えてもらってるよきっと(白石が巨乳好きかどうかの性癖は知らんが)

谷垣の鳥人間コンテストはあえなく予選敗退したが、チカパシの涙は演技ではなくきっと本物だ。むしろあれを見上げて別れを想像してなけるとは。私はチカパシに福ちゃん並の子役の才能を感じたよ。
まあ落ちてきたのは大きな鳥の涙ではなくマタギだが。絵面としてはたしかに最の高だ。スタンディングオベーション間違いなしのラストだ。応援上映だったら観客全員がコールを発し、ペンライトを振り回すに違いない。
…って、これなんの映画だっけか。バーフバリ?バーフバリ見たことないけど。

204話「やるなら寺山修司にメガホンとらせろ」

本気で先週実は休載じゃなかったのかと思った。もうヴァシリは用済みなの?
てっきり軍曹によるロシア語事情聴取があるかと思いきや、ロシアに帰れだもの。何言ってんだよ、いずれここもロシアになるのさ(そういうのやめなさい)

まあそれはいいとして、谷垣の「帰ったら会いに行こう」が太字なの、フラグかと思っちゃったんだけど…。え、やめてよ…。そんな。それかマッちゃん、谷垣の一発ツモでご懐妊しててほんとうの家族になれたね!とか?そういうフラグにしてくれ。
もし谷垣とマッちゃんの間に子供ができてたら、秋田とアイヌのハイブリッドになるわけか。そうやってアイヌの血は混ざり合いながらも受け継がれていく…的なお話がね、あってもいいんじゃないかと思うんですよあたしゃ。

チカパシはエノノカちゃんに、ここに残ってって言われたらどうすんだろ。
谷垣は、家族のいないチカパシに同じアイヌの家族ができる、子供のチカパシにはそれが自分たちと危険な旅をするよりも良い結果を生むはずと、残ることを進めそうだし、でもそれを伝えるの、谷垣下手そうだからチカパシとの間に誤解が生まれて「連れてきてよかった言ったじゃん!うわぁぉん!」って一悶着ありそうな。
…ってそういうのは二次創作でやってくれって話ですね、はい。
チカパシ「未来で待ってる」
エノノカ「うん…!走っていく!」
みたいなのがちょっと欲しいじゃん。脳内で奥華子再生したいじゃん。欲しいんだよ、私は。時かけ大好きなんだよ!!!(突然の激しい自己主張)


なんか杉元とアシリパの関係が、初期の頃に戻ったみたいに見えたね。
アイヌの新しい女なのに〜」みたいなちょっと揶揄するような台詞、前にも言ってた気がする。いや言ってた。前はフチが食べ物に感謝する儀式をしてた時に、アシリパさんはやらないの?最近の若い子は〜って言ってた。
今回は逆なんだな。アイヌの儀式をきちんとやるアシリパさんに対しての一言になってる。
「どうしたら残せるんだろう」
アシリパさんはこの旅を通して、アイヌの文化が廃れていく可能性を危惧するようになったんだろうな。それまでは「そんなの年寄りしかやらない」なんて言って、口の周りに入れ墨を入れることも古いとちょっと馬鹿にしてたところがあったのに。
たしかにアイヌの文化には、まじない的なものというより、理にかなってる。突き詰めればそれは、気を引き締めるためだったり、行動原理に基づいたものに思える。
願いというよりは、それをすることによって、科学的とまではいかずともきちんと意味のあるもの。そういった意味合いも含めて文化を伝え残していかなければいけないという気持ちが、ウイルクの過去を知ることで芽生えてきたのかもしれない。
ウイルクが残した金塊。それにかけられた鍵の意味。アシリパにしか解けない暗号。
だからさ〜アシリパ以外は金塊を手に入れちゃだめなんだってば〜(元も子もない話)

というか、あの時代にすでに映像を残す技術があったのか。寺山修司があと数十年早く生まれていたら、ものすごい大作が撮れたんじゃないかと悔やまれる。…いや、どうだろ。芸術作品としては素晴らしいものにはなるだろうけど、結局アイヌってなんや?ってなりそうだな。
リアルな話、実写化は慎重にやってくれ頼む。るろ剣銀魂の監督にお願いしてくれ。我々はこれまで散々、漫画アニメ実写化の博打に付き合わされてきたので、そのへん何卒お願いします。

203話「ヴァシリのマスクの中身は…メロンパン入れになってまーす」

このネタわかる人いるかな…。
ロシアには謝罪の言葉はあるけど、安全を意味する言葉はない(トリビアでもなんでもないが)

先週までの狙撃中モノローグに比べて、なんだかずいぶんと素直な子供のようなヴァシリ。
「オガタ、ワルイヤツ!」(ダーンッ!)
ていうか、先週書き忘れたけど、ヴァシリ(ロシア人)にとって襖を見るのは初めてかもしれないし、家屋に侵入した時は扉だと認識できなかったかもしれない。よく引き戸だとわかったな。そしてこの扉、案外薄い!?ってなったんじゃないかな。
狙撃以外だと地の利が完全無効化された、ワンダーランドだったろうよ。おつかれ、ヴァシリ。

杉元が絵が下手そうだというのは、なんとなくこれフリだなって雰囲気で覚悟してたけど、想像以上だった。私の覚悟の斜め上。成層圏の遥か向こうまで突っ切ってた。あれはアシリパで合ってる?

言葉が通じなくても絵とリアクションで表すのがとても上手だったヴァシリ。もう尾形のことなんて忘れて紙芝居屋でもやりなァ??(これがのちの、ロシア初の同人誌である)

そして、今回私がかなり個人的主観で言いたいのは、
やっぱり杉元、アシリパを神格化していた!
ってことだ。
いや、神格化は言い過ぎかもしれないけども、
「あの子の手を尾形の死で汚したくないから」
「何か綺麗なものになった気がして救われる」
これを聞いてアシリパがどう思ったかは知らないが、汚したくない、その目に映る自分が救われるため。って、もう偶像かなんかに対する気持ちに似てると思った。
前々から、杉元はアシリパに対してそういった気持ちを抱いているのでは?と思っていたが、ここで杉元の口からはっきりと出てしまった。
ウイルクはアシリパアイヌジャンヌ・ダルクに。
杉元はアシリパを自分の…なんだろ、ガネーシャ?カルナ?ちょっと神様とかに明るくないんで(FGOで得たにわか知識しかない)表現できないが、とにかく、自分が血なまぐさい戦士であったことを忘れさせてくれる、故郷の干し柿のような存在に仕立てあげてしまったのだ。
なんせ梅ちゃんには「あなたどなた」と言われてしまったわけだから。もう清い?頃の、戦争に行く以前の、不死身の杉元と呼ばれる以前の自分は、故郷ですら恋した幼なじみの中にすら存在し得なくなってしまった。
アシリパの目の中に自分が映る時だけは、人を殺した罪が許させるのではと、救いを見出してる。

重い!!!
私がアシリパだったら、そんなん重くて背負えないわ!!!
ただでさえ、父親は謎を託したまま死んでしまい、自分がアイヌを未来へ導く存在という重荷(だと思ってるかはわからんが)を背負わされたというのに、そんなあれもこれも背負えんわ!ってなるな、私なら。あくまで私ならの話しね。
このくだりのモヤッとするところは、人の理想を押し付けられることで、自分はそう在るべきなのかと思い込ませてしまうところなんだよ。
今回はアシリパが偶然、杉元の話を立ち聞きしてしまったから、直接杉元からそうあってほしいと言われたわけではない。しかし、知ってしまった以上は自分は手を汚さず清い人間であり続けなければいけない枷をかけられたように捉えてしまう。
まあこれは私が単にひねくれているから、そういう穿った見方をしているだけなんだが。
他人からでも親からでも「こうあってほしい」という願いは、時として本人を縛ることにもなりかねないよ、と言いたかった。
どう思うかは勝手だけど。
アシリパにはそういった周りの理想を跳ね除け、自分の意思を大切に決断してほしいと思う老婆心。だってまだ子供ですからね。彼女。

長くなってしまったので、ソフィアの潔いおっぱいの話を書くどころではなくなってしまった。
青年誌はどうやら乳首はオッケーらしい。
三人、目的地バラバラだけどどうなるんだ。とりあえず寒いからおっぱいしまいなよ。

202話「ヴァシリさん、スケブいいですか?」

ヴァシリ、絵うまいじゃん。
漫画家になったら?そうだ!アイヌの少女が父親の隠した金塊を巡って旅をする話とか!(ツッコミ待ち)

ということは、ヴァシリ、死ねなかった恨みで国境を越えて追いかけて来たのか?あんたら国境警備隊じゃなかったの?そちらからは超えても問題ないの?え?そもそも国境警備隊じゃない?じゃ、なんなのおたくら。

手配書片手に、国境警備隊のふりをしてテロリストを狙ったかと思えば。次は私怨で狙撃するのか。
でもこれで尾形がヴァシリを懐柔したという先週の私の読みははずれたというわけだ。[完]

ここでまた妄言なのだが、ヴァシリたちにキロランケの情報を流したのは尾形なのではないか。
なーんてな。もう尾形が何をしてても私は驚かないぞ宣言。
敢えて致命傷になるような箇所を撃たなかった、のではなく、撃てなかったのだとしたら。
狙撃手の集中力は45分〜2時間が限度らしい。一晩中、寒さの中、相手の行動を伺い潜んでいた尾形は、勇作の亡霊を見るくらいに消耗していた。だから自慢の狙撃の腕も鈍り頭を狙い損ねた。はなから話を聞き出すつもりなんてなかった。だって情報を流したのは尾形なのだから。

なので死に損なったヴァシリは復讐にきた。とりあえず見たことある白石を撃って様子を伺った。
そしたら見たことのない杉元に味噌樽を投げつけられ、味噌樽でガード。
おまえら食べ物を粗末にするな!(それどころではない)

しかし襖越しに拳や剣が飛び出してくるシーンにドリフを感じて声出して笑ってしまったのを、誰かと共有したい。
あのヴァシリの動揺っぷり。
「Oh!NINJA!」
って顔してたよ。(ロシア人です)
ヴァシリのモノローグは村〇春樹を想起させるし、案外芸術肌なのかもな。ふつうは人物の周りに網掛けなんて描かないから。もしや彼がのちのドストエフスキーなのかもしれない。ドストエフスキー読んだことないけど。

それにしても、杉元は「尾形〜!」って突撃していき、ヴァシリは何か凶暴な熊のような存在に怯え(詩的な表現だな)出会ってみたらお互い「え?誰??」なんて、アンジャッシュのコントを見ているようだ。いや、殺し合いしてるけどね。
あ、すいません人違いでした〜とは、ならないよね。それでも怯まない杉元はやっぱり凶暴な熊で合ってるよ、ヴァシリ。

でも「私は死ねなかったぞ」ってなんなんだろう。
死に場所を探しているのか。四乃森蒼紫のように、仲間を失い、自分が好敵手にふさわしいを思う相手と相まみえることを望んでいるのか。
はたまた、宗教か信念かなんか知らんけど、殺すまでは勝負はついていないって決まりでもあるのか。
まあとにかく、初回から無口ではあるが雑念が多いというか、心のおしゃべりが多いなこの人という印象。モノローグだけで会話するタイプなのか。ニュータイプなのか。(尾形の思考は読めなかったが)

杉元VSヴァシリ戦はこれくらいにしておき、軍曹が杉元が向かったのを確認してそれを好機と判断しての作戦。やはり軍曹だ。戦の判断に余念がないし、個々人の能力を鑑みての窮地での行動。もう参謀あたりに特進してもいいよ。勲章あげちゃう。
狙撃手が何を得意とし、その代わりに何を恐れているのかを冷静に分析している。
FGOでいうところのマスターである。
以前、ツイッターで金カムメンツをサーヴァントに振り分ける遊びをした時、軍曹はアベンジャーにしといたが、マスターに変更しよう。どんなトンチキな英霊でも従えてしまう。そしてどんなめんどうくさい敵英霊でも、見事な采配で勝利を得る。


アシリパはもう誰も死なせたくないと必死なのに白石ときたら…カラスは白石より賢かった。

もうどう締めていいかわからなくなってきたから、壁サーかもしれないヴァシリを置いて終わりにする。
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