どぶろく

ゴールデンカムイの感想を毎週木曜日に更新しています。

214話「流氷の海に、勝利を刻め!」

先週のブログでボロ船なんて言ったことを訂正します。
雷ちゃんじゃないの。
てっきり正面からの画でボロ船にしか見えなかった。ボロ船どころか駆逐艦じゃねーの!
民間の連絡船に大砲を撃って大丈夫なのか。当時の軍法がどこまで通じるのか知らんが。現代で考えると、海軍の駆逐艦防衛省の許可なしに、民間の連絡船に砲撃したことになるよね。えらいこっちゃ。
シンゴジラで、自衛隊に爆撃させることがどれだけ面倒なことかを、懇切丁寧にやっていたが、当時は大日本帝国ですし…軍人さんの言うことは〜?絶対!みたいなノリだったのかな…。知らんけど。
それにしてもやりたい放題、撃ち放題が仇になってしまったな。
杉元の煽りスキル。いやそれより、みなさんお気づきかと思いますが、あえて割れ目をカタカナで表現したサトルの意図を汲んでほしい。
ご開帳です。流氷ご開帳シーンです。
数多のヤンジャン掲載作品が、女の子のご開帳シーンをあらゆる手法を駆使して、青年誌の枠組みに収まるよう表現してきた中、湯気や都合よく隠してくれる布など一切なく、開帳シーンを堂々と描いてしまうサトルのプライド。…じゃねーな、ただの遊び心だな。白石もパッカーンやってるし。
なんで流氷ご開帳にこんなに文字数を使ってしまうくらい、昼間の休憩室で興奮してる自分もよくわからん。助けてくれ、今回の話の主題はなんなんだ。

話の主題はおそらく(おそらくもクソもないが)鶴見からの逃亡、連絡船からの脱走劇である。
アシリパほんとうに賢い子。
名付けて「みんなで尾形作戦」
一瞬ヴァシリが尾形に見えて、あれ?いつの間に背後をとったん?って思ったけど、そういえばヴァっちゃんついてきちゃったんだよね。バーンしたもんね。思いっきり頭を。
布から顔だけを出したアシリパかわいい。マトリョーシカにして商品化してくれ。
なんか初期メンに戻って和やかな雰囲気だ(withヴァシリ)
鶴見の「ゆっくり話したいことがあったんだがな…」に、フォオゥ!サーイコパース!!と改めて戦いてしまったわけだが…。
なんでかってーと、シュンとした表情と、ただ話をするだけという理由で読者の同情を引こうとしているのがさ、もうサイコパスっぽくない?いや、この漫画の読者ならこれぐらいで鶴見に同情したりはしないだろうけども。
アシリパに対して敵意はないアピール。なのに、アシリパたちは逃げた。中尉かわいそう!ただ温かい紅茶でも飲みながらお話したかっただけなのに!逃げられて!
なんて思うか!(そもそも誰もそんなこと思わない)
モスの背中にねぶるように張り付いていたあの顔を見たあとじゃ、そんな同情1ミリも湧かないわ。
もう鶴見は完全にモスを支配している。
杉元の煽りにまんまと乗せられ、逃げ道を作ってしまったことで、モスはさらに鶴見に頭が上がらなくなるだろう。階級的にはモスのが上なのにな。
別部隊とはいえ、自分より何階級も上の上官をも操ってしまう鶴見の人心掌握術。もう雷を意のままに操ることができるようになった鶴見は強い。
なのに相手はシーツを被った歩兵。
なんだこの戦力差。狙撃手ヴァシリがいるとはいえ、駆逐艦VS白布の歩兵4人だぞ?
クリオネでキャッキャウフフしてる場合じゃないが、海軍を巻き込んでまで欲するに値する金塊の値打ちがよくわかる回だったと思う。
いや、網走監獄からそうだったけども。網走の時は、狙いがアシリパというより、ウイルクだった。囚人を奪取するために、日本一警備が厳しい監獄に乗り込むためと言われれば、駆逐艦が川を渡るというとんでも作戦も納得できる。
けど今回、相手はアシリパだ。
もっと言ってしまえばアシリパの脳みそだ。さらにもっと言えば、アチャとの記憶が保存されている大脳皮質だ。
それを手に入れるために、駆逐艦まで引っ張りだしてきたけど、杉元の脅しと煽りスキルに加え、アシリパの聡明な判断で、見事窮地を切り抜けた。ドンブラコ!(盾にも船にもなる流氷めっちゃ便利だな!)
人間、知恵を絞れば軍艦に勝る、というお話でした。知らんけど。

さ〜て、来週のゴールデンカムイは?
・担当、どんだけ君の名は推すんや。
・新しいフレンズの登場
・ウェルカムトゥーようこそ流氷パーク、ドッタンバッタン大騒ぎの予感!?
の、三本です。おたのしみに!